遠州三山は、袋井市にある3つの寺院(旧遠江国の三古刹)のこと。
袋井には、市内のいたるところで伝統ある寺社や建造物が点在しています。
千年余の歴史を誇る遠州三山にぜひ足を運んでみて下さい。
厄除け観音 真言宗 法多山 尊永寺
神亀2年(725年)、聖武天皇の勅命を受けた行基上人により創建されたお寺です。
高野山真言宗に属し、厄除観音として有名で、 「厄除だんご」は十三代将軍徳川家定の頃より伝わり、法多山名物として今も広く親しまれています。
万灯祭をはじめ四季を通じて様々なイベントが開催されます。
毎年、5月下旬から6月上旬には法多山境内にある『ほたる鑑賞公園』で蛍を鑑賞することができます。
葛城北の丸 ⇔ 法多山 車で約30分 -法多山ホームページ-
火防総本山・秋葉総本殿 曹洞宗 可睡斎
東海道の禅の大道場と、唯一の火防守護、秋葉信仰の総本山として広く知られています。
東海道一の禅の修行道場である可睡斎は悠久六百年の歴史を刻む、徳川家康公が名づけた古刹。現在は、曹洞宗・専門僧堂として多くの雲水(修行僧)が修行をしております。
<井伊家ゆかりの史跡>
井伊家二代 (徳川四天王の井伊直政の長男で、国宝彦根城を築城した井伊直勝と、直勝の長男・井伊直好) のお墓が可睡斎に建てられています。
葛城北の丸 ⇔ 可睡斎 車で約15分 -可睡斎ホームページ-
目の霊山 真言宗 医王山 油山寺
大宝元年(701年)行基菩薩が万民和楽・無病息災を祈念して創建した寺。
薬師如来、四十六代孝謙天皇が眼病平癒を祈願し、全快したことから、目の守護、眼病平癒に利益のある寺、目の霊山として信仰を集めています。
<井伊家ゆかりの史跡>
油山寺の山門は元掛川城大手門で万治2年、井伊直好が建立したもので、明治維新の際、掛川城主太田備中守が眼病全快のお礼として寄進、移築されたものです。
葛城北の丸 ⇔ 油山寺 車で約20分 -油山寺ホームページ-