2023.10.10

北の丸のこだわり
 100年以上前に製造されたヤマハオルガンの展示

ヤマハブランドの商標「YAMAHA」は、西洋楽器製造の先駆者である創業者・山葉寅楠の姓に由来します。

山葉寅楠は、1887(明治20)年に浜松尋常小学校の壊れたオルガンの修理に成功したところからオルガン製作を決意しました。
1899(明治32)年には文部省の委託を受け、ピアノ製造方法の研究のため渡米するなど、時代を見抜く先見性があった人物として知られています。

 

 

オルガン ヤマハオルガン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このオルガンは現在、葛城北の丸の梅殿に展示しております。

戦後、東京フィルハーモニー交響楽団打楽器奏者として活躍、同楽団の運営委員長を経て広島大学教授ほか、
広島交響楽団常任指揮者を歴任した 故 佐藤正二郎氏より寄贈されたもので、
明治から昭和初頭まで製造していた「第貮號」とよばれていたものです。

一部が修復されていますが、[製造番号81243]は、1908(明治41)年頃の製造と推察されます。
経年により擦れた"YAMAHA ORGAN"のロゴやマークなどからも長い歴史を感じさせてくれます。



梅殿はオーディオラウンジとして宿泊者限定でご利用いただけます。
現在では中々見ることができない貴重なオルガンをぜひ間近でご覧ください。
※このオルガンは演奏できません。展示品にお手を触れないようお願いいたします。


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