花鳥風月 ❆花だより❆ サザンカ(山茶花)
冬の訪れとともに、庭に彩りを添える花があります。それがサザンカ(山茶花)です。
ツバキ科に属するこの常緑低木は、晩秋から冬にかけて美しい花を咲かせ、寒い季節に温かみをもたらしてくれます。
サザンカの花は、白、ピンク、赤といった多彩な色合いがあり、冬の庭を華やかに彩ります。
冬の景色に鮮やかな彩りを添える花、ツバキ。その開花時期は12月から4月とされ、冬から春にかけて私たちの目を楽しませてくれます。
葛城北の丸の庭園にもサザンカが咲いており、お客様の目を楽しませてくれています。
サザンカの花は、ツバキに似ていますが、花びらが一枚一枚散るのが特徴です。
ツバキの花が丸ごと落ちるのに対し、サザンカは花びらが一枚ずつはらはらと舞い落ちるため、庭に美しい絨毯を作り出します。
また、サザンカの葉は光沢があり、常緑であるため、冬の間も緑の美しさを楽しむことができます。
花の形状も一重咲きから八重咲き、さらにはフリンジ状のものまで、多様なバリエーションがあります。
サザンカは庭木としてだけでなく、生け花や切り花としても楽しむことができます。
花の少ない冬の季節に、室内にサザンカの花を飾ることで、一気に華やかな雰囲気を演出できます。
また、サザンカの花言葉は「困難に打ち勝つ」「ひたむきな愛」とされており、贈り物としても喜ばれるでしょう。
冬の庭に彩りを添えるサザンカを、ぜひ皆さんもお楽しみください。