花鳥風月 ❆花だより❆ 桜(さくら)
春の訪れを告げる桜の花は、日本の風景に欠かせない美しい存在です。日本を代表する花として、海外にも広く知られています。
葛城北の丸の敷地内にも桜の木があり、蕾がピンク色になっており、開花も近いのではないかと思われます。
代表的な桜の木は染井吉野で、約200本植えられています。染井吉野は幕末のころ、江戸の染井村で誕生したと言われています。
花つきの良さから人気を集め全国に普及し、今では桜と言えば染井吉野を思い浮かべる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
淡白な花の色と、散りぎわのいさぎよさが日本人の気性にぴったりしていることから、「花は桜木 人は武士」などという言葉も生まれたようです。
四季を通じて様々な花が咲きますが、どの花を訪ねても「お花見」とはいいません。「お花見」と言えばなぜか桜の花として昔から慣れ親しんでいるような気がします。
春の訪れとともに一斉に咲き誇る桜の花を楽しみに、非日常のひとときを味わっていただけたら幸いです。