厳しい寒さの冬が終わり、少しずつ春の訪れを感じられる季節となりました。 葛城北の丸の庭園にも、冬の名残と春の気配を伝える花々が咲いております。 本日は、その中から三つの花をご紹介いたします。
空を仰ぐ「木蓮(もくれん)」
大きな木に白い花が力強く咲き誇る姿は、庭園の中でもひときわ目を引きます。 木蓮は日光をよく浴びるため、必ず上を向いて咲くのが特徴です。 その常に前を向く姿勢は、私たちに前向きな力と希望を与えてくれます。
春を告げる「水仙(すいせん)」
黄色い花が可愛らしい水仙は、西洋では厳しい冬を乗り越え春一番に咲くことから、「希望」や「復活」の象徴とされ、まるで小さなラッパで春の訪れを知らせてくれているようです。
冬を耐え抜く「藪椿(やぶつばき)」
まだ寒さが残る時期から咲き始める藪椿。 光沢のある厚い葉は照葉樹の特徴で、冬の乾燥や寒さから花を守ります。 深い緑の葉と鮮やかな赤い花弁が並ぶ姿は、美しいコントラストを生み出しています。 厳しい冬を耐え抜き、鳥たちに蜜を分け与えながら春を呼ぶ椿の強さを、あとわずかな期間ではございますが楽しんでいただけます。
空を仰ぐ白、足元で歌う黄色、そして冬を耐え抜いた情熱の赤。 三色のバトンが繋がるとき、私たちの心にもようやく春が届く気がします。






