北の丸へ続く進入路を進み、郭松門が見えてくるあたりの左手に、青空の下で並んで季節を重ねる二本の銀杏があります。今年も少しずつ秋色への衣替えが始まりました。
秋が深まるにつれ、街路樹や公園を鮮やかな黄金色に染めるイチョウ。紅葉というとモミジを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、イチョウの黄色にはまた違った魅力があります。
空へ向かって伸びる枝先を彩る葉は、まるで秋の陽光をそのまま映したかのような美しさです。
イチョウは「生きた化石」とも呼ばれるほど古い歴史を持つ樹木です。恐竜が生きていた時代からほとんど姿を変えることなく現代まで生き続け、その力強い生命力で多くの人々を魅了しています。
また、イチョウは紅葉だけでなく実りの季節も彩ります。茶碗蒸しや炊き込みご飯に使われる銀杏は、秋の味覚として親しまれています。
鮮やかな緑色と独特の香りは料理に季節感を添え、日本の食文化に欠かせない存在です。葛城北の丸でも、敷地内で収穫した銀杏をお食事のコース料理でお楽しみいただいております。
やがて黄金色に輝く銀杏の葉は風に舞い、足元には美しい黄色のじゅうたんを広げます。忙しい日常の中でも、ほんのひととき立ち止まり、自然が織りなす秋の景色に目を向けてみてはいかがでしょうか。
北の丸の仲良し銀杏も、これから見頃を迎えます。ゆっくりと深まる秋とともに、季節の移ろいの美しさをお楽しみください。





