新年を迎える日本の伝統 「門松」

日本の新年を象徴する伝統的な飾りといえば、門松がそのひとつです。
門松は、年神様を迎えるための目印として古くから親しまれてきた装飾品であり、現代でも多くの家庭や企業で玄関先に飾られています。その独特な形状や素材には深い意味が込められています。

ヤマハリゾートでも毎年、葛城北の丸と葛城ゴルフ倶楽部の両施設に設置しています。 実はこの門松、葛城ゴルフ倶楽部のコース管理のスタッフが、熟練の職人さんの指導を受けながら手伝って作り上げています。 コース管理のスタッフは、普段はゴルフ場コース内(グリーン・フェアウェイ)の芝や樹木の管理をしています。 毎年春に開催される「ヤマハレディースオープン葛城」でご覧いただける美しいコースは、グリーンキーパーたちの情熱と職人技の結晶です。

 

門松、手造り、コース管理スタッフ

門松、手伝い、コース管理スタッフ

 









門松の歴史は平安時代にまでさかのぼります。当時、松は長寿を象徴し、竹は成長や繁栄を意味する縁起の良い植物とされていました。 この二つを組み合わせて年神様をお迎えするための神聖な場を作り出したのが、門松の始まりと言われております。 江戸時代には一般庶民にも広まり、今日では日本各地で見られる伝統となりました。

門松は主に松、竹、梅を組み合わせたデザインが一般的で、それぞれには次のような意味があります。
松:冬でも青々とした葉を保つことから、不老長寿や永遠の象徴。
竹:まっすぐに成長し、節目を持つことから、繁栄や純粋さを表現。
梅:厳しい冬に先駆けて咲くことから、希望や忍耐の象徴。

また、竹は切り口が斜めになっていることが多く、これは天に向かって年神様が降りてくる道筋を示しているとされています。

門松は単なる装飾ではなく、新しい年を迎えるための心の準備と、年神様への感謝を表す大切な文化です。 その意味を知ることで、飾る際の楽しみも一層深まるはずです。今年の年末は、ぜひ門松を通じて日本の伝統に触れてみてはいかがでしょうか。

 

門松、葛城北の丸

門松、葛城ゴルフ倶楽部